伍代夏子

(C)UTANOTECHO Inc.

※本インタビューは、「歌の手帖」2018年3月号収録の文章を当時のまま掲載しております

撮影/尾木司

ロングヒットとなり、第50回日本作詩大賞を受賞した前作『肱川あらし』は、あの船村徹氏の遺作という事も含め、とても重厚で劇的な演歌だった。しかし新曲『宵待ち灯り』は、その前作とは打って変わり、メジャー調のホンワカとした〝しあわせ演歌〞に。

唄い出しから、おっ?と思うような、伍代のかわいらしい歌唱がとても印象的だ。

「ブリブリしてるでしょ? この歌の女性はとても幸せなの。もう、迷いなく今は幸せ。そんな女性をイメージして唄ったら、こういう唄い方になったんです」

伍代にしては珍しいと思える〝かわいい歌唱法〞が新鮮。そんな彼女に2018年を表す漢字一文字を聞くと…。

「武士の〝武〞。2018年は武士のように闘う年にしたい。例えば趣味の写真も、ライオンが撮りたいと思ったら、アフリカのサバンナへ行って撮るくらいに…趣味も片手間じゃなく、拘ってやりたいです。歌はもちろん、すべては挑戦。武士の如く闘っていたいですね」

新曲もそんな伍代らしく、闘う〝かわいさ〞と言えるかも?

伍代夏子

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▲新曲『宵待ち灯り』は、いわゆる〝しあわせ演歌〞。
伍代さんが最近、一番幸せだと思う瞬間は?
「夜、寝る前に、1人でお酒を呑んで、テレビを観ている時かな。
旦那様が起きていると、お話好きな旦那様のお話を聞いてあげなくちゃいけないですし(笑)、
テレビのチャンネル権も旦那様なので…彼は西部劇とか好きなんですが、私は趣味ではないので…(笑)。だから、早く寝てもらって、1人の幸福な時間を楽しみたいな、と(笑)」

※本インタビューは、「歌の手帖」2018年3月号収録の文章を当時のまま掲載しております

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