【歌の手帖2022年6月号】白川裕二郎【純烈】“素顔のままで”巻頭インタビューより。白川裕二郎

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【歌の手帖2022年6月号】白川裕二郎【純烈】“素顔のままで”巻頭インタビューより。ポーズを決める白川裕二郎

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※本インタビューは、「歌の手帖」2022年6月号収録の文章を当時のまま掲載しております

「背が大きいだけじゃないですか?」―〝イケメン〟の自覚があまりない、歌にも自信ない…4年連続紅白出場中、新曲『君を奪い去りたい』も大好評と大人気グループに成長した純烈のリードボーカルは、いつもどこか控えめで奢ることなく、努力を怠らない。しかし近年、ちょっとした心境の変化があったようで…? 

撮影/島崎信一

■新曲『君を奪い去りたい』C&Dタイプ 6月8日発売!
■DVD『純烈 温泉ライブ in お台場 THE FINAL』発売中
■全国コンサートツアー第3弾!「心・技・体」
「心・技・体~技の巻~」8月26日(金)埼玉・川口総合文化センター/「心・技・体~体の巻~」9月16日(金)千葉・習志野文化ホール/10月6日(木)栃木・宇都宮市民文化会館/10月19日(水)兵庫・神戸文化ホール ほか
■DVD『独演会~後上、切腹⁉~』 5月11日発売!
※2021年11月22日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催されたコンサートを収めたDVD

とてもやさしく少々天然、猫と釣りと自然を愛し、仲間を大切にする白川裕二郎。プロフィール写真

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■プロフィール

白川裕二郎(しらかわ・ゆうじろう)
リードボーカル
1976年12月11日生まれ
神奈川県出身
184センチ、A型
元大相撲の力士(綱ノ富士)。「忍風戦隊ハリケンジャー」のカブトライジャー役ほか、「薔薇と牡丹」「駄目ナリ!」などのドラマ、「RENT」などのミュージカル・舞台でも活躍。猫、釣り、自然を愛し、料理も得意。超がつくほどの母想い
2007年、リーダーの酒井一圭に「紅白を目指して親孝行しよう!」と誘われ、純烈に加入。2010年、『涙
の銀座線』でデビュー。代表曲は『スターライト札幌』『プロポーズ』『純烈のハッピーバースデー』ほか
2018年、第69回NHK紅白歌合戦に念願の初出演。以降、‘19年、‘20年、‘21年と4年連続出場

■とてもやさしく少々天然、猫と釣りと自然を愛し、仲間を大切にする白川裕二郎。まずは、いつも自分自身とプレッシャーに闘ってきた心境、その変化から―。

燃え尽き症候群

いつ頃から自信を少し持てるようになりました?

「自信なんて…今でもそんなにないけど。考えなくなったっていうか、肩の荷が下りたのはNHK紅白歌合戦に初出場(年)出来たときかな。それまでは、ボーカルなんだし超頑張らなくては!と思っていたんです。だけど、紅白に出させていただいて肩の荷も下りたし、なんとかここまで来られた!という達成感もあって。それで、実はあの後、ちょっと燃え尽き症候群みたいに一時なっていたんです。でも、あの…友井の脱退の件があったでしょ。あれで、燃え尽きている場合じゃない! もう1回、紅白に出なくちゃ!と。あの件で、エンジン入れ直せたところもあるんだよね。もしも、あのまま5人で続けられていたら、僕はやめていたかもしれない。そのくらい初出場前は気を張っていたし、追い詰められていたし、ギリギリの状態だったし、プレッシャーを感じていたんですよね」

99%無理でも、1%は希望がある

白川裕二郎「自信なんて…今でもそんなにないけど。考えなくなったっていうか、肩の荷が下りたのはNHK紅白歌合戦に初出場(年)出来たときかな。」

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これは自分の気のせいかな、とも思うんですけど、一番 …ストイックで集中されていたしナイーブな空気といいますか、ピリピリしているわけではないんだろうけど、そう感じてしまうことは多かったかもしれません。

「うん、そういう空気を出しちゃっていたんだろうね。恐らく、そうだと思う。〝今話しかけないでオーラ〟が出ていたかも(笑)。いつも緊張していたし、喉のことを気にしていたし」

「本番前日から、あまり喋らないようにしている」とも。

「今はまったくないよね(笑)。もちろん、大声だしたりはしないけど。本番前に一言も喋らないとか、MCで黙っている …とか、以前はまわりが大変だったと思う。申し訳なかったですよね。今思えば、そんなに気にしなくていいことばっかりだったのに」

ひっくり返っても

今回、改めてデビュー曲『涙の銀座線』からのCDを聴き直してみたのですが、白川さんの歌声がとても変化しているなぁと。元々、やわらかな中低音がとても魅力的ですが、『スターライト札幌』から芯が強くなってきて、作毎に変化しているのを感じました。ご自身で歌を聴き直したりは?

「『スターライト札幌』から声が変わったというのは、言われたことあります。日本クラウンさんに移籍したことも大きかったと思いますね。自分のCDを聴くこと…まったくしない。歌を整えてもらったり直してくれたりしているじゃないですか。だから、聴き直しても意味ないかな?と。僕はそう思っているので…歌番組とかは見直します。で、感じること…とにかく、打率が低いよね。唄っているときはもちろん真剣だし、一生懸命だけど。見直して〝いいな〟って思える歌が少ないよ。先日も、〈純烈×はじめます!〉(BSテレ東)を見たら、自分が唄っている歌があまりにひどくて、びっくりしました。元々、ひどいんだけど…」

以前、「自分を花で例えるなら、椿。すぐ落ちるから」結構落ち込みやすいから、と。

「ぼろっとね。最近は、昔みたいにこだわらなくなった。あまり自分を責めなくなったかな。以前は全部が全部、頑張りすぎてしまう部分があったみたいで。自分ではそう思ってはいなかったんですけどね。一生懸命やるのは当たり前なので。余裕を持てる心になりたいというのもあるし、唄っているときも平常心を保ちたいし、〝もう少し力抜きなさいよ、自分〟と自分に言えるようになってきました。手を抜くということではなく、パワーのメリハリっていうのかな」

すごい心境の変化ですね。声がひっくり返ってしまったり、微妙に音がずれてしまったりするアクシデントがあっても、以前ほどには落ち込まなくなった?

「まったく気にしなくなりました。ひっくり返っても音が外れても、それが今の自分のベストだし、わざとやっているわけではないし。それは仕方ないって。引きずってしまうと、ずーっとひきずってしまうタイプだから。それはもうやめようって。そういうマイナスな気持ちって、メンバーにも伝染するし、ファンの皆さんも身構えちゃうんですよね」

では、「緊張しいで小心者であがり症」とずっと言っていましたけど、だいぶ直ってきたと。

「だいぶね。でも相変わらず、苦手な音階とかあるから。そういうときって身体が反応しちゃってダメになることが多いよね…」

飛ぶ音、跳ねる音が苦手だったと思いますが、とても爽やかでサビが印象的な新曲『君を奪い去りたい』でいうと、苦手な音階は♪あ~いだけ~の頭ですかね。

「気持ちよく ♪あ~っていかないことがあって。最初は結構自信持って唄えてたんだけど、唄いこんでいるうちに段々、わけわからなくなってきて(笑)。僕はわりと、唄いこまないほうがいいみたい」

では、シングルで好きな歌ってあります?

「『キサス・キサス東京』は好き。カップリングだと『そっと涙のラプソディ』、『忘れていいのよ』とか。『たそがれの銀座』も楽しいよね」

『星降る夜のサンバ』は動画再生数230万回超えですね。

「え、そんなに見てもらえてるんだ。うれしいな。すごくいい歌だよね、本当に。作曲してくださった大谷明裕先生も、めちゃくちゃいい歌をたくさん書いてくださったんです。『今夜はドラマチック』や『湯けむりの夜』とかも。だけど、それをちゃんと僕が調理出来なかったんですよね …。なので大谷先生には申し訳ないなぁってずっと思っています」

大谷先生は今でも純烈さんのお話をすると、スタッフさんが。

「先生はずっとやさしくて、本当ありがたいです。あたたかく見守っていてくださったり、支えてくださっている方の言葉を知ると、続けてきてよかったと思いますよね」

白川さんや酒井一圭さん、小田井涼平さん、後上翔太さんの人柄あってこそだと。何かあったときにも必ず、たくさんの方々が「純烈だからさ」って手を差し伸べてくれたり、ファンの皆さんも熱心に応援し続けてくれていますものね。

「僕たちポンコツだからさ、以前は一生懸命唄ってもまるっきりダメなときも多かったんだよね。そんな時、マネージャーの山本さんや(日本クラウンの)新宮さんとかがさ、闘ってくれて守ってくれていたんだよね。当時の僕たちは、それを全然知らなかった。いろんなことの責任をかぶってくれてきたんだろう、悪いことしてしまったなって。感謝しかないですよ。それにしても、純烈ってちゃんとしたグループじゃなくて、よかったよな(笑)。僕たちはみそっかすだし、本当に! 皆さまあっての純烈だし、白川裕二郎です。ありがとうございます」

▼大漁! 料理も得意で、魚をさばくのもお手の物
大漁! 料理も得意で、魚をさばくのもお手の物な白川裕二郎

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▼小学校5年生のとき、相撲大会で優勝。持っているのは、なぜか柔道の大会で貰ったトロフィー(笑)
白川裕二郎「小学校5年生のとき、相撲大会で優勝。持っているのは、なぜか柔道の大会で貰ったトロフィー(笑)」

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▼ギター弾き語りを披露したことも(‘15年4月、東京・大手町よみうりホールにて)
白川裕二郎、ギター弾き語りを披露したことも(‘15年4月、東京・大手町よみうりホールにて)

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▼釣り好きが高じて、釣り番組方面でも活躍中。これは、遊びで行ったときに釣った太刀魚
白川裕二郎、釣り好きが高じて、釣り番組方面でも活躍中。これは、遊びで行ったときに釣った太刀魚

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▼海も大好き
海も大好きな白川裕二郎

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▼保護猫シェルターにて
白川裕二郎、保護猫シェルターにて

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▼2014年。『スターライト札幌』のラストで飛び回し蹴りをしていた(後に足を痛めて封印)
2014年。『スターライト札幌』のラストで飛び回し蹴りをしていた白川裕二郎。(後に足を痛めて封印)

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▼ミカンちゃん同様、保護猫のみたらしちゃん。近年、白川家の一員となった
白川裕二郎と保護猫のみたらしちゃん。ミカンちゃん同様、保護猫のみたらしちゃんは近年、白川家の一員となった

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▼’15年2月、東京・新宿ロフトプラスワンにて。照明の少ない場所でも、明かりを拾う潤んだ瞳も魅力の一つ
白川裕二郎、'15年2月、東京・新宿ロフトプラスワンにて。照明の少ない場所でも、明かりを拾う潤んだ瞳も魅力の一つ

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▼大の猫好きで、溺愛している愛猫のミカンちゃん
白川裕二郎は大の猫好き。溺愛している愛猫のミカンちゃん

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▼‘15年7月頃
‘15年7月頃、白川裕二郎

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俳優から歌手へ

純烈でよかったですか? 2007年、深夜のファミレスに酒井さんから呼び出されて、「一緒に紅白出て親孝行しようよ!」と説得されて、15年経ちますが。

「今考えたら、よかったよね。もう笑い話になるけど、結成からデビューまでの3年間はもう、本当にふざけんなよ!って思ったよね。全然違うじゃん! すぐにでもデビューして紅白出られるような話だったのにって(笑)」

それにしても、説得の夜からデビューまで3年かかって、その間、俳優として大河ドラマや舞台に出演されて、活躍されていたじゃないですか。よく「あの話はなかったことに」としませんでしたね。

白川裕二郎「そうだねぇ …まわりの人たちは絶対やめろ〟〝絶対無理〟って …〝絶対〟って言ったんですよね。でも、僕の中には〝絶対〟ってないんですよ。99%無理かもしれないけど、1%は希望があるわけでしょ? ただその時、1%とは思ってなくて …5%くらい(笑)。何か匂いがあったんですよね。」

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「そうだねぇ …まわりの人たちは絶対やめろ〟〝絶対無理〟って …〝絶対〟って言ったんですよね。でも、僕の中には〝絶対〟ってないんですよ。99%無理かもしれないけど、1%は希望があるわけでしょ? ただその時、1%とは思ってなくて …5%くらい(笑)。何か匂いがあったんですよね。あと、デビューまでの3 年間ははもう、本当当時はミュージカルや舞台に立たせてもらっていたし、オファーも結構いただいていたんですね。でも…結局、遅かれ早かれ数年したら、多分自分は芝居の世界からいなくなってしまうだろう、と感じていて。戦隊出身者だけど、毎年新しい戦隊モノは始まるし、俳優だってどんどん若手が出てきて、視聴者も関係者も新しい人が好きでしょ? 歳を重ねれば役が広がる方ももちろん、たくさんいらっしゃるけど、自分がそうなれるとは思えなかったんです。一つの役に対して深堀りしていって自分の中でその人物を作り上げていく …その作業を僕は1メートルしか出来ないとしたら、ほかの方は3メートル、5メートル掘り下げられる。そういう実力+努力をされる方がたくさんいるから。僕のいる場所はここじゃないなって思ったんです。もちろん、お芝居したいと思っていたけど、そうじゃなくてまったく違う場所で勝負したら、違う自分が見えたり、景色の中に入れるんじゃないかなって。歌とかやったことなかったし、むしろ、そこに行ってみたいと思ったんです」

目を見て

さて、本日のテーマは…。

「ポンコツ?(笑)」

それもそうなのですが(笑)、「素顔のままで」です。純烈さんの中では一番お話をしたことがない白川さんですが、自分なりに感じる素顔は …穏やかで真面目、ストイックな努力家で、意外と熱血漢 …ご自身のことより近しい人に起こったことについて怒っていることがあったり、筋の通らないことがお嫌いだったり…かな、と。

「あははは、そうかな、そうだね(笑)。頑張っている人は好きだし。偉い人にヘコヘコするような人が得意じゃないんですよね。もちろん、偉い方に礼儀としてきちんとするのは大切ですけど。自分たちには目も合わせないとか挨拶しないとか。みんな同じ人間なのに?って思っちゃう。どんな立場であっても一生懸命している同士、きちんと目をみる、挨拶することは大切だと思っているし、だから、僕はみんなに対してやさしくなりたいなって思っています」

そんなやさしい白川さんは、力士(朝日山部屋/綱ノ富士)から俳優になるまでの3年間は何を?

「相撲部屋を怪我でやめて青年座に入るまでは …ずっとバイトしてましたね。19歳から22歳までか。色々やりました。飲食店 …パイロットみたいな格好でウエイターやったりね。その後、2・5屯トラックの運転手したり。車の運転好きだし、 日給もよかったし、めちゃめちゃいいバイトだったなぁ。そのバイトを紹介してくれた〝クドウさん〟、元気かなぁ。僕、社員の人と喧嘩してクビになっちゃったからさ」

喧嘩? やさしい白川さんが?

「理由は忘れてしまったけど、しょうもないことで喧嘩になったというか、一方的にしつこく何かされたからやり返してしまったんだけど、喧嘩はよくないよね。クドウさんには迷惑かけちゃったと思うんです。申し訳なかったです」

さて、これからまだまだ歌人生も続いていきますが、どんな歌を唄っていきたいですか?

「みんなが喜んでくれるような歌っていうか、その歌を聴いてさ、心底楽しんでくれたり、笑ってくれたり、勇気づけられたりとか、そんな風にステージの僕たちと客席のみんなで幸せの交換が出来るような歌を唄っていきたいかな。歌って、楽しい歌は楽しくなるし、逆に悲しい歌でも癒されたりすることもあるでしょ? 歌詞とか歌に助けられるというか。そんな風な歌を唄っていけたらいいなぁって思うよね」

ギターはいかがですか?

「ちょこちょこやってる。作曲? してない(笑)。でも、曲は作ってみたいと思っていて。でも、僕が作ると湿っぽい歌になっちゃうから…ダメなんだよ。例えば、おかあちゃんの歌を作るとするじゃん? 泣いて唄えないと思う。でもさ、そういったことしか出てこないのよ。あ、いやいや、僕にもいろいろたくさんあるんだよ?(笑)。 だけど、初めての曲はおかあちゃんにあげたいから。でも …唄っても …おかあちゃん、家にいるけどね。唄ってわかるかどうか…」

曲作りと海外、農園

以前、最近の楽曲を書いていただいている幸耕平先生に「丸く唄うんだ」と教わっておられましたが、その後のレッスンはいかがですか。

「幸先生のところに全然行けていないのでね…先生のレッスンって、発声ではなく唄い方のコツを教えてくださるんです。質を作るのではなく、技術を磨いてくださる。自転車で例えるなら、乗り方ではなく応用編。立漕ぎしたり曲がったり止まったり、スピードの調整とか」

純烈さんは、ステージが多いですから実践で変わっていくこともありそうですね。

「そうですね、コロナ禍でもステージが出来てる方だと思うんです。去年は、198ステージ出来ました。コロナ前は年間400ステージくらいだったので、半分ではありますけど…」

4月27日からスタートする、今年のコンサートツアーはどんな感じでしょう?

「リハーサルもこれからなんだよね。唄う曲は決まっているけど、構成や演出はまだで。コロナ禍はバンド入れられなかったけど、今年は生バンドで出来る場所もあるみたいだから、それも楽しみだよね。生バンドって、お客さんと同じですごく力をもらえる。音の力ってすごいよね。バンドの皆さんのパワーも感じられるし」

これからの夢は? 純烈さんとしての夢は、「ファンのみんなと一丸になって、今度は武道館コンサートを目指す!(’24年)」とのことですが。白川さん個人の。

「やっぱり、曲を作ること。自分 が歌い手としてやらせていただいている以上、自分の歌を作りたい。海外も好きだし、海外でもコン サートを開催出来るようになれたらすごいなぁ。はじめのころの純烈みたいに、お客さんが3人とか(笑)。そうなるかもしれないけど、それはそれで楽しいし、そこからまたスタートして原点に戻るとかね」

では、最後に。今年の漢字を3月号では「盛」と書いてくださいましたが、それは変わらない?

「そうだねぇ …〝風〟にしておこうかな。時の流れに身をまかせ …みたいな感じ。空とか、風とか、そういう気持ちです」


■小さい頃からしっかり者だった白川は、小さい頃から貯金をし続け、数年前に一軒家を一括で購入。自分で楽しみながらDIYをし、「この前、水漏れしてさ。屋上にあがって自分で直したよ」と修理もこなす。ゆくゆくは全体的にも手をいれつつ、「白川農園」も作りたいとか。大好きな動物に囲まれ、野菜を育てる …そんな生活を「頑張ったご褒美に、少しやってもいいかな」と夢見ている。ガスや電気工事の免許もとりたいとのこと。ギター弾き語りや自身の作品を披露してくれる日とどちらが近いだろう。なお、今夏~秋に公開予定の「スーパー戦闘純烈ジャー 追い焚き☆御免」では主役を演じる。

 

風のように、空のように

白川裕二郎「「みんなが喜んでくれるような歌っていうか、その歌を聴いてさ、心底楽しんでくれたり、笑ってくれたり、勇気づけられたりとか、そんな風にステージの僕たちと客席のみんなで幸せの交換が出来るような歌を唄っていきたいかな。」

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■小田井涼平 純烈卒業―■
4月1日、小田井涼平さんが今年いっぱいを以て純烈から卒業することを発表。それを受けての白川さんのコメントです(小田井さん、酒井さん、後上さんのコメントは連載内に掲載)
「いつかはこの日が来るだろうと思っていましたが、やはり現実にこの日が来る事は本当に寂しいです。嘘だと言ってほしいしドッキリであってほしいと思う。楽しい事もそうじゃない事も数えたらきりがないほど思い出がたくさんありますが“考えに考えた決断で後悔はない”全力でやり切った言葉だと思うし自分達も本人の意思を尊重したいと思います。これからの小田井さんの更なる飛躍を期待しています。あ、もし万が一にも気が変わるような時が来たらまたこの場所に戻って来てくださいね」(純烈 白川裕二郎)

※本インタビューは、「歌の手帖」2022年6月号収録の文章を当時のまま掲載しております

このインタビュー内で紹介している楽曲

『君を奪い去りたい』

▼楽曲はこちらのオフィシャルサイトで購入頂けます
クラウン徳間ミュージックショップ

▼オフィシャルサイト
純烈 Official Website
レコード会社オフィシャルサイト(日本クラウン株式会社)

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