(C)UTANOTECHO Inc.
※本インタビューは、「歌の手帖」2018年12月号収録の文章を当時のまま掲載しております
9月19日発売 徳間ジャパン
初回限定盤(DVD付き) TKCA-74700(¥3,241+税)
通常盤 TKCA-74680/TKTA-21480(¥2,870+税)
収録曲=水に咲く花・支笏湖へ/夢色トレイン/小樽運河/越
後水原/燕三条雨が降る/輪島朝市/雨晴海岸/なみだ恋/
ふりむけばヨコハマ/伊勢めぐり/多度津 みなと町/鳥取砂丘/
長崎の夜はむらさき/ひとり薩摩路(初回限定盤=水に咲く花・支
笏湖へのミュージックビデオと字幕入りカラオケ)※太字は書き下ろし
ワクワク--!
今回、書き下ろし曲は4曲。カバー曲も4曲、この中で「初めて唄った」のは?
「『なみだ恋』と『ふりむけばヨコハマ』、『長崎の夜はむらさき』…なので、『小樽運河』以外は初めてです。当たり前ですが、大ヒット曲ばかりなので先輩方の声の印象が強いじゃないですか。声を含めての世界観
というか。私なんかが唄っていいのかなぁ、合ってるのかなぁと。お客さまの目でも耳でも先輩方の歌声とお姿で馴染んでいますし …という不安もありまして。でも、唄い終った時、ディレクターさんが〝出だしを聴いて、いい歌になると思ったよ〞と言ってくださったので、ホッとしました」
『小樽運河』もいいですねぇ。大人っぽくて。特に ♪別の生き方〜の
「え、本当に?(笑)。もう1回聴き直してみる(笑)」
なので、頭3曲を続けて聴くと、とてもおもしろいです。みもりんの声の色合いがまったく違う3曲なので。
「ああ、確かに! 曲調が違いますよね …今回、北から南へ下がっていく曲順になっているので、頭3曲は同じ北海道…なるほど全然違う曲調ですね。『小樽〜』が発売された頃は高校生だったんです。演歌好き女子高生としては、都はるみさんが復帰された!と興奮して聴いたのを覚えています。格好よくてお洒落で。歌詞に ♪四十路半ば〜とあって、今、四十路半ばの私が唄います(笑)。唄えているかどうかは分かりませんが、唄える年齢になったんだなって思います」
『ふりむけばヨコハマ』も初めてとは、意外です。
「発売当時、好きでよく唄っていましたが、ステージや番組では唄ったことなくて …今回、改めて歌としっかり向き合って …なんて難しい歌なんだろうと。思い込みで覚えていた部分もあるので、もしかしたら一番苦労したかもしれません」
今回も、いろんな声が聴けてとても楽しいです。
「うれしいなぁ、聴いてくださる方に楽しんでいただけることが一番うれしいです。アルバムのレコーディングはただただ、楽しくて。ムリ〜!とか言いながら唄うのが楽しいです(笑)。歌と格闘している楽しさ、緊張感、挑む気持ち …シングルとは違った楽しさです。アルバムでは、スタッフさんや制作陣の遊び心もありますし、私自身、歌の世界がどんな風に広がっていくのかなって、ワクワクする方が強いです。こうして、アルバムのシリーズ作目を出させていただいて …今までしてきたこと全部が無駄じゃないって、つくづく思います。ひとつでも違っていたら〝今〞と違っていたかもしれませんし。とにかく、今唄える喜びと感謝を忘れずに、早く(ファンの)皆さんに会いに行きたいです♡」
※来年の1月日から「長良グループ新春豪華歌の祭典」がスタート、3月は東京・明治座、5月には大阪新歌舞伎座と愛知・御園座での座長公演が決定している。
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▲昨年のNHK紅白歌合戦を再現。まずは15人のダンサーが、千手観音ダンスを披露(C)UTANOTECHO Inc.
そして直径5.4メートルの黄金の初日の出をバックに、高さ4メートル60センチまで舞い上がった。「宙吊りになる時、上がるスピードが速くて、すごく気持ちよいです。天女のような気持ちで唄わせていただいています」(水森)水森かおりメモリアルコンサート~歌謡紀行~
9月25日 東京・中野サンプラザ
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お客さまもワクワク
1995年にデビューしてを迎えた水森かおりが、デビュー日24 年目の9月25 日に行う恒例のメモリアルコンサートを開催。約2000人のファンを前に、デビュー曲『おしろい花』や、9月に発売したニューアルバム『歌謡紀行17 〜水に咲く花・支笏湖へ』から書き下ろしの『夢色トレイン』『雨晴海岸』『多度津みなと町』『燕三条雨が降る』、そして弦哲也氏がこのコンサートの為に書き下ろした『北国ひとり旅』、ヒット中の新曲『水に咲く花・支笏湖へ』などを熱唱。
25 曲目のラストは、昨年の「第68回NHK紅白歌合戦」で着た衣装を再現し、『早鞆ノ瀬戸』を披露。
ワクワク感いっぱいの水森流エンタテインメントで、満員の観客を楽しませた。
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▲新曲の舞台になっている支笏湖のある千歳市でも、北海道胆振東部地震の被害があったが、水森は「千歳市は皆さん、元気に前向きに頑張っていらっしゃいましたが、私も千歳市観光PR大使(第1号)として、1人でも多くの皆さんが北海道に観光に訪れていただけるように、北海道の魅力をこの歌を通じて、これからもたくさん発信していきたい」と話していた。このメモリアルコンサートでも募金箱が設置され、集まった募金は地震で被害に遭われた方へ届けられるという※本インタビューは、「歌の手帖」2018年12月号収録の文章を当時のまま掲載しております